脚立の日記

きゃたつのにっき

最も早い回復方法。

 

 こんにちは。脚立です。

 

ロッキンジャパンを見るために、WOWOWに加入しているのですが、その放送は秋なので、最近まですっかり関心が薄れて放置していましたが、加入していて良かった!

 

わざわざ汗をかいてつらい思いをするのは好きじゃないので、スポーツは苦手なのですが、どういうわけかテニスには、爽快感を感じることが出来るんです。

 

なので日曜日の朝、全米オープン女子シングルス決勝をWOWOWで見ました。

 

二度寝の後、なんとなくつけたら、やってたのです。

 

試合は確かに、荒れた展開とも言えましたが。

 

それでも、良い試合、良い人たち。

 

選手、主審、観客、

 

やるべきことをやって、言いたいことを言う。

 

その場にいたら、それぞれに、いたたまれないような気持ちがあったかもしれないけれど、画面を見ていた私には、不思議とその場の一体感が感じられました。良くなっていく方向性しか感じられなかったです。

 

 

この試合を見た後、ふと、

 

心を痛めるような出来事に遭遇した時の、最も早い回復方法は、むしろ、その場面にしばらくじっと留まって再考することなんだな。

 

と思いました。 

 

嫌なことに遭遇した時、早く、そのことを忘れようとします。

 

惜しみない努力は、一刻も早く忘れること、その場から立ち去ること、その一点に注ぎますが、実際は一向にそのことから気持ちが離れず、ようやく不快な気分が去ったかな?と、思ったと同時にまたやって来てしまいます。

 

 自分、すべての登場人物、それぞれになりきって考えたり、毒づいたり。色々なパターンの結果の行程をシュミレーションしてみたり。いろんな角度から眺めていると、溜飲が下がる瞬間が、不思議と思いのほか早くやってくる。

 

早くその場を立ち去ろうとするより、その時に思い切って深く潜った方が、短期間で離れられて、しかも二度と嫌な気分でそのことを思い返さない気がします。再び思い返すときは、自分の知恵として思い返せるような気がしました。

 

 私自身も、数日前にあった、ほんとーに些細な心の引っ掛かりを、じっと考えていたところだったので、より自分のことのように思えたんです。

 

とはいっても、私の日常生活と全米大会のプレッシャーとを同列にしては、おこがましいですね。