『人生に物語は要らない』の増田へ。
今週のお題「あの人へラブレター」
こんにちは。脚立です。
まだブログを書いたり、色々貼ったりするのに慣れなくて、
手探り状態なので、ビクビクしながらやってます。
じゃあどうして急に、ブログをやってみようと思ったのか?
そして、それが何故「はてな」なのか?
ということについて、
そのきっかけになった人のことを、
今日は、書こうと思います。
私は、台所(なんか、キッチン、とは言えない。こっぱずかしくて。)で洗い物をしながら、水の音を聞くのが好きなんです。
集中できるというか、無心になれるというか。
私にとって、そういう大切な場所です。
そしてその日は、ふと、
人生に物語なんて必要ないんじゃないかな?
という言葉と思いが、よぎったんです。
いつものように、台所で水の音を聞きながら洗い物をしている時に。
それで何の気なしに、その言葉を検索してみよう、
と思い立ち、パソコンを開いたんです。
そして、一番上に出てきたヤツをクリックしたら、
それが、
『はてな匿名ダイアリー』だったんです。
4か月前に投稿されていた、『人生に物語は要らない』でした。
読み始めてすぐに、引き込まれました。
こんなに、いいなー、と、
自分の深いところから思ったのは久しぶりでした。
書いているこの人が、今、 どこかに暮らして生きているんだな、
と思い、とても嬉しくなりました。
この増田が、自分を表現しようと思ってくれたから、
こうして、私も久々の芯の温かさを味わえました。
そして、自分のことを考えました。
私はどうだろう?
特に結婚してからは、ずっと、自分を表現していなかったんです。
自分を出すと、むしろ、
損をした!
と、後味の悪い思いをすることが多かったので、
自分そのままを出すことより、
自分を、どう立ち振る舞わせるか、を考えて話したり、行動したりしていました。
それが、大人ってもんだ、私もそういうことが出来る大人になれたんだな、とさえ、思っていました。
私に書けることなんて、ほぼありません。
みんながもう、解っていることだから。
もし、書けることがあるとしたら、
それはちょっと、気色悪い事柄になってしまいます。
私の中だけにありさえすれば、それはとてもいい思い出で置いておけます。
でも、『人生に物語は要らない』の増田が書いたのを読んで、
私の中に起こった感動が、色々と蓋をしていた別のところにも飛び火して、
あっちこっちと化学変化を起こして作用しました。
やっぱり、私も、
人生に物語なんて要らないな、と思います。
自分に、他人に、誰に、ということなく、
できるか、できないか、は後回しにして、
ただ、自分の中にある温かいものを外に出し続ける、
ということだけ大切に思っていれば、
とたんに、物語なんて要らなくなる。
意識もしないし、むしろ存在さえしなくなるんだな、と思います。
以前はあんなに、
人生から物語がなくなったら、おもしろくない!と思っていたのに。
なんだか、語り口が妙にしっとりして、自分が恥ずかしい。
でも、いいんだ。これはラブレターなんだから。
ありがとう。
『人生に物語は要らない』の増田。